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批准した障害者権利条約を県内のすみずみに広げよう-条約批准記念フォーラム開く:日本障害フォーラムと富山障害フォーラム

カテゴリー: 県内団体の催し

 日本障害フォーラム(JDF)と富山障害フォーラム(TDF)は3月29日、富山市で「国連障害者権利条約批准記念フォーラムinとやま」を開きました。

 2006年に国連総会で採択された「障害者権利条約」について昨年12月4日、国会が批准しました。これを記念して全国4ヵ所で開いた討論会の一つで、280人が参加しました。

 JDF幹事会議長で内閣府障害者政策委員会委員長代理の藤井克徳氏が、「障害者権利条約の批准と障害のある人の近未来」と題して記念講演しました。藤井氏は、同条約の制定経過や全体像、特徴を説明。条約は批准によって(憲法より下位だが)法律より上位となったことを紹介し、「私たち抜きに私たちのことを決めないで」と障害者の視点でつくられた同条約を県内のすみずみまで広げてほしいと呼びかけました。

 フォーラムでは、「条約批准でどう変える-私たちの暮らし」をテーマにシンポジウムも実施。パネリストを務めた富山大学人間発達科学部の水内豊和准教授、とやま発達障がい親の会の末村裕美会長、くろベ工房の永井出施設長、富山県身体障害者福祉協会の畑徳久副会長の4人がそれぞれの立場から意見をのべました。

 参加者からは、「心臓病者の状態を理解してもらえる体制になっていないため、就労することそのものが難しい。内部障害支援法が必要だ」などの意見が出されていました。

 日本共産党のひづめ弘子県議も来賓として参加しました。

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