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戦争に道開く集団的自衛権を問う-高岡地区「9条の会」

カテゴリー: 県内団体の催し

 高岡地区「9条の会」は4月19日、高岡市内で集団的自衛権について学習会を開きました。40人余が参加しました。

 近現代史研究者で「9条の会」富山県連絡会代表委員の長谷川了一さんが「また侵略戦争をする国になるのか? 集団的自衛権を問う」と題して講演しました。

 長谷川さんは、集団的自衛権の行使を容認すれば、日本が攻撃されていないのに、自衛隊が海外で武力行使できることになり、「海外での戦争への(憲法9条による)歯止めをなくしてしまう」と指摘。米軍といっしょに戦闘行動が出来ることになり、さらに、国連決議があるからと言って、イラク型の戦争でも武力行使する道を開くことになるとのべました。国連に加盟しているすべての国は「集団的自衛権」を有しているとされるが、実際に「集団的自衛権」を行使したと表明したのは、米英ソ仏のわずか4つの超軍事大国だけであると話しました。

 また、長谷川さんは「集団的自衛権の行使に反対が56%から63%に急増している(朝日新聞4月14日付「日中韓3カ国世論調査」)ことを紹介。日本国民の多数は安倍政権が進める軍事偏重、『戦争する国づくり』に向けた動きに大きな不安を感じ、日本国憲法護持、非戦の思いを急速に強めてきている。国民世論の支持は、私たち「9条の会」の側にある」とのべ、近隣諸国との外交努力こそ必要だと強調しました。

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