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高岡、氷見両市を中心に実施された県の原子力防災訓練・参観者の手記①

カテゴリー: 県内団体の催し

 富山県は、11月2、3の両日、高岡、氷見両市を中心に原子力総合防災訓練を実施しました。3日、党県委員会から参観した村上明子さんの手記を2回に分けて紹介します。

 原子力総合防災訓練は、初日は、県庁や氷見市役所で情報伝達、災害対策本部等の運営についての訓練が実施されました。2日目は、一時集合場所の運営、安定ヨウ素剤の配布、スクリーニング(身体表面に付着した放射性物質のふるいわけ)、要配慮者の避難、避難所の設置・運営についての訓練が実施されました。

 私は、氷見市の3人とともに、氷見市西部中学校で実施された一時集合場所の運営、安定ヨウ素剤の配布と、同市十三中学校で実施されたスクリーニングの訓練を参観しました。

 西部中学校では、体育館の入口に避難者の受付があり、床にはゴザが敷いてありました。ヨウ素剤は、液体のビンと錠剤を梱包したまま奥の机に置いてあり、避難訓練してきた人には、かわりに飴を配ることになっていました。具合が悪くてヨウ素剤を服用するかどうかを医師に相談する人は3人と決められていました。

 受付でヨウ素剤について説明したプリントと安定ヨウ素剤の受領書、医師が服用の可否を判断するチェックシートが配布されました。受け取った住民は、ゴザの上にすわって記入していました。一つでもチェックがかかった人は、医師に相談することに。(続く)

外での避難訓練の様子=3日、氷見市

外での避難訓練の様子=3日、氷見市

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