6月16日、新湊大橋の自転車歩行者道、あいの風プロムナードが供用開始されました。
この間、地元堀岡からは「生活道路というなら万全な防犯対策が必要」という要望がだされ、また、県では新湊大橋の開通とともに県営フェリーを廃止するといった動きがでていました。
いま、これらはどうなっているのか、まとめておきたいと思います。
「海の上を歩く480メートルの密室道路」の防犯対策は?
堀岡の方が大橋の自転車歩行者道計画を指していった言葉が「逃げ場のない480メートルの密室道路」。
2006年の6月市議会、「防犯対策をしっかりする必要がある」(津本)、「今後、様々な角度から国、県と協議していく」(市当局)。
これが市議会での初めての取り組みでした。県議会でも共産党の火爪県議が取りあげ、「緊急時、カメラは助けてくれない」と質問をされました。
地元堀岡の強い要望の結果、自転車歩行者道には防犯機器が整備されました。
内容は、①防犯カメラ29台、②スピーカー36台、③緊急警報版4台、④管理局につながる押しボタン通報装置25台、④管理局や警察、消防と通話できる非常電話3台、EV会社と通話できる非常インターホーン2台。…となっています。
地元から強く要望されていたガードマンの配置については見送られ、防犯カメラによる遠隔監視と午後8時から早朝の6時までの夜間を閉鎖することで対応したようです。
しかし、日中でも観光客がいないときはないのか、その時一人で歩けるのか。「渡るのが怖い」となれば生活道路として利用はされなくなっていきます。
県営フェリーは(当面?)存続
市の担当者によれば、「何度も確認したが、大橋が開通しても県営フェリーは存続する様子」とのことです。
県は大橋開通とともに県営フェリーの廃止を検討するとし、地元は猛反発していました。
(津本ふみおレポート №134 2013年06月23日)