岩井とみおさんは数十年来の登山仲間。山は危険がいっぱい…だから、一緒に山に行くと人間性がすぐわかるものです。
いつも岩井とみおさんは、荷物に似合わない大きいリュックサックを背負ってくるのが、はじめ不思議でした。
あるとき、仲間の女性がバテてしまったとき、岩井さんがその女性のリュックをヒョイっと自分のリュックに入れて、何も言わず歩いて行くんです。
「肩の荷が下りた」という言葉がありますが、その女性は元気に歩き出し、無事に小屋につきました。「あぁ、この人やなあ」と…この人なら一緒に山に行って絶対安心、偉ぶらない、面倒見がよい、ニコニコしている。
「こういう人に、どうしても市会議員になってもらわんなん、おらっちゃの味方になってくれる」と思ったのです。
岩井とみおさんのリュックサックの大きさは、心が大きいという事です、困った人のためにがんばる、こんな人でないとダメやろうと思います。
(三島野スポーツクラブ有志・戸破栄町・黒川 衛 さん)