認知症の人と家族の会富山県支部は4月20日、富山市で第32回支部総会を開きました。約150人が参加しました。
学習会では、社会保障審議会介護保険部会委員でもある勝田登志子事務局長が「介護保険部会で何が話し合われたか」と題して報告。勝田さんは、介護保険部会では、最終的に当事者の思いとは真逆の意見が決まり。26人の委員で反対したのは勝田委員1人であったことなどをのべました。
記念講演では、大阪社保協の介護保険対策委員の日下部雅喜さんが「どう変わる介護保険」をテーマに話しました。日下部さんは、介護保険の改悪に対して「高齢化のピークとなる2025年、介護保険が使えるか?全ては今!」「地域で今、やるべきこと」について具体的に強調。介護保険の改悪に反対して、安心の介護実現へ、具体的なとりくみを強めて、会員を増やしていくことを確認しました。
認知症の人と家族の会が介護保険の負担引き上げ・給付抑制に反対して初めてとりくむ署名運動である「安心できる介護保険制度を求める」署名は、支部で3,549人、全国で6万2千人分が集まり、今月22日に厚労省に提出されました。