「飲酒運転根絶を宣言する決議」議会で採択を。政務活動費のあり方の検討を。高岡市議会として「議会報告会」の開催を-日本共産党が議長に議会運営について申し入れ
日本共産党の金平直巳市議は9月1日、当面の議会運営について青木議長に要望書を提出しました。
高岡市議の道交法違反(酒気帯び運転)容疑による逮捕・議員辞職問題や全国各地で起きている政務活動費の不適切な支出問題に関連して、議員や議会のモラル、議会のあり方について市民の厳しい視線が向けられています。
また、4~6月期の国内総生産(GDP)が大幅に落ち込み、特に個人消費は1994年以来20年間で最大の悪化の様相を示し、日本経済、地域経済への大きな影響が懸念されます。
このような中で開かれる9月定例市議会は重要な意義をもっているとして、金平市議は4項目について要望しました。
①高岡市議の道交法違反(酒気帯び運転)容疑による逮捕・議員辞職に関連して
9月市議会で「飲酒運転根絶を宣言する決議」を採択して、高岡市議会として再発防止・飲酒運転根絶への決意を市民に示すこと。(福岡県春日市議会が決議している事例を参考に)
②政務活動費について
政務活動費のあり方についての公開の検討委員会を設置して、改善策の検討を。
③GDPの大幅な落ち込みをふまえて、効果的な地域経済振興策の具体化の検討を。
④議会基本条例の重要な柱である「市民との意見交換会」(議会報告会)を早急に実施して「市民に開かれた市議会」の立場を堅持すること。
※日本共産党は、9月定例市議会で、安倍内閣による消費税の10%への再増税の中止を高岡市として要請すること、消費税増税のもとでの個人消費の冷え込み等の厳しい状況をふまえた中小企業支援策、市民生活への支援策を提案します。
高岡市議会・民生病院常任委員会の行政視察報告
高岡市議会・民生病院常任委員会は8月26日~28日まで松阪市民病院、半田市の学童保育、宇治市の介護予防サポートセンターを視察・調査しました。参加した金平市議の報告の概要をお知らせします。
松阪市民病院では、全国の自治体病院が赤字経営を続けるなか、経常収支の三期連続の黒字を達成し注目されています。民間事業者に丸投げしてきた「医事業務等」の直営化により年間2,600万円もの経費実現を実現したことは重要で、高岡市民病院もおおいに研究すべきです。「全国一美味しい患者給食」をめざし努力していることも注目されます。「チーム医療」の徹底も学ぶべきです。
宇治市の認知症初期集中支援事業では、宇治市内にある2か所の「認知症疾患医療センター」が大きな役割を果たしており、「認知症疾患センター」のない高岡市としておおいに参考とすべきです。
視察の成果を9月議会に生かしながら、市民生活向上へ奮闘します。
「日本共産党高岡市議会ニュース」第635号 2014年9月4日