【12月定例市議会報告】
認知症疾患医療センター【金平市議】早期設置への決意は?【市長】早期にその体制の実現が図られるよう努めたい
認知症疾患医療センターは、富山県内で高岡医療圏だけが未設置です。12月市議会の総括質問で金平市議は「認知症疾患医療センターはどのような機能と役割をもっているか」と質問しました。
池田福祉保健部長は「認知症疾患医療センターは、①認知症にかかる情報の周知や住民からの相談に対応する情報センターの機能、②精神症状等の鑑別診断や適切な治療方針決定等の認知症専門医療を提供する機能、③地域包括支援センターや介護サービス提供事業所等と連携し、必要な支援につなぐ機能などを有している。同センターは、認知症高齢者等の支援において、地域における医療と介護の中核的な連携拠点としての役割を担うものと考えている。」と答弁。
さらに金平市議は「設置にむけた取り組みの現状と今後の決意は」と質問。
高橋市長は「高齢化の進展に伴い、認知症高齢者が増加しているなか、認知症疾患医療センターの設置は重要であると考えている。現在、県と協力体制をとり、市内の医療機関等に対し設置への取り組みを要請しており、早期にその実現が図られるよう努めたい」と答弁しました。
【決算特別委員会特集(続編)】
高齢者おむつ支給事業《金平市議》新しい所得制限をゆるめ支給対象の拡大を!《市当局》利用者も増加しており再度検討したい。
高齢者おむつ支給事業について、「支給条件が厳しく、利用できない。もっと所得制限を緩和して、利用しやすくできないか」との声が高まっています。決算委員会で金平市議は、「支給対象者が非課税世帯という厳しい所得制限が設けられているが、今後、要件緩和を行う考えはあるのか」と提案。
市当局は「支給要件については、どこで制限を置くのかは難しいところはあるが、利用者も増加していることから、再度、検討していきたい」と前向き姿勢を示しました。
市税の差押え急増!納税者への親切な納税相談を!納税猶予の制度のPR強化を!
市税の滞納者の差押え件数が、平成21年度では223件であったものが、25年度では393件と急増しています。決算委員会で金平市議は納税者への親切丁寧な納税相談を行うよう求めました。
市は「滞納がある納税者に対しては、督促や電話催告、休日や夜間の窓口開設などをおこなって、個別・具体的な実情を十分に把握することを心がけて、きめ細やかな滞納整理の執行に努めている。」とのぺましたが、納税者の目線に立ったより懇切丁寧な税務行政が求められます。
「日本共産党高岡市議会ニュース」第648号 2014年12月18日