日本共産党富山県委員会は4月27日に富山県民会館で、市田忠義党中央副委員長と井上さとし参院国対委員長を迎えた演説会を開催ました。全国遊説の一環として行われたもので、約700人が参加。
演説会では、オールとやま県民連合の土井由三共同代表が連帯あいさつ。JA富山中央会の伊藤孝邦会長がメッセージを寄せました。
井上氏は、被爆2世として核兵器廃絶への願いが自分の原点だと語り、核兵器禁止条約成立の立ち会った感動を語り、国際社会の流れに反して核兵器禁止条約に背を向ける日本政府の姿勢を批判。被爆者が「唯一の被爆国の政府だ」と言えるような新しい政府を作りたいと訴えました。
選挙区予定候補の青山りょうすけ氏、県議選予定候補のひづめ弘子県議(富山市第1選挙区・定数11)、津本二三男氏(射水市選挙区・定数3)が決意表明。今後行われる、朝日町、小矢部市、黒部市、氷見市、舟橋村で行われる一連の議員選挙の日程と立候補予定者も紹介されました。
政治変える一歩ともに 市田副委員長が訴え
市田氏は講演で、「いまや自民党は内政も外交もボロボロ」「日本共産党の伸びしろが最も大きいのが富山」と指摘。南北朝会談に触れた市田氏は、対話を否定し圧力一辺倒の安倍政権の姿と対比して、共産党が関係6カ国に朝鮮半島の平和と非核化に向けた提案を示したことを述べ、関係国から「日本にこのような政党が存在し正論を主張していることは心強い」との声が寄せられたことを紹介。共産党がこのような提案を出せたのは、アメリカの覇権主義的な側面は批判するが、対話によって解決を図ろうとする側面があれば賛成し、後押しするという、アメリカに対しても複眼的に見る党綱領の立場があるからだと語りました。
また、共産党の党名には未来社会へのロマンや侵略戦争に命がけで反対した思いが込められていることも訴え、「社会をまともな方向に進めるために、いっしょに歩いてほしい」と共産党への入党を呼びかけました。