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学びあいのある授業 開かれた学校づくりを

カテゴリー: 県内団体の催し

 富山県教育研究所(宇井啓高所長) は8月25日、第11回総会を開きました。

 総会では、第2次安倍内閣が教育委員会制度の改悪や全国学力テストの復活、道徳の教科化、6・3・3・4制の見直し、歴史教科書記述の歪曲など教育破壊に爆走するなかで、子どもたちへの豊かな教育を保障し、教員の加重労働の軽減などの実現のために、「日本国憲法と子どもの権利条約を生かし1947年教育基本法の理念を受け継ぎ、一人ひとりの子どもを大切にする教育をめざす。子ども・保護者・教員ならびに、広く県民の希望・願いや意見・声をくみ上げ、手をたずさえて、本県の学校教育の改善・改革を不断にすすめていく」などの今年度の教育研究活動方針を決めました。

 続いて行われた「教育実践講演会」では、埼玉県の県立高校教諭・小池由美子さんが「学び合いのある授業・開かれた学校づくり」というテーマで講演。小池さんは、学校現場においてますます管理が強化され、多忙化が進み、教職員の同僚性が希薄になるなかだからこそ教職員間で論議を深め、「学校評価・教職員評価」の攻撃を「学校づくり・職場づくり」に組みかえて、生徒・保護者・地域住民・教職員の四者協議会をつくり、生徒・教員・学校を大きく変えていった実践について生き生きと語りました。

 参加者からは、「よどんだ閉塞状況におかれている本県教育現場にも一筋の光が投げ込まれたように感じ、日々の実践への勇気をもらうことができた」などの声が聞かれました。

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