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国民の9条守る世論頼りに改憲阻止の運動強化を

カテゴリー: 県内団体の催し

20130824 9条の会富山県連絡会は8月24日、富山市内で「憲法を学ぼう連続講座」第2回を開きました。50人が参加しました。

 富山中央法律事務所の水谷敏彦弁護士が、「日本国憲法第9条が持つ意義」と題して講演しました。水谷氏は、安倍政権は明文改憲をめざしながらも、内閣法制局長官の首をすげ替えて集団的自衛権の行使は許されるとする解釈改憲、国家安全保障基本法や秘密保全法の制定による立法改憲を目論んでいると指摘。一方で、9条があったおかげで日本の戦争への直接関与を防ぐことができ、国民の過半数も9条や96条を変えることに反対していることを強調しました。

 改憲を許さず9条を守るために、①改憲策動の震源がアメリカと日本の財界であることの徹底的暴露と宣伝、②治安立法や教育基本法改悪、消費税増税など重要な政治課題も改憲と結びついていることの徹底的な暴露と宣伝、③戦争の悲惨さを語り継ぐ―ことに力を尽くそうと呼びかけました。

 参加者からは、「改憲に賛成の人のなかに、“いまの乱れた世の中”を改めるために天皇という精神的な支柱が必要と思っている人が結構いる」「領土問題を利用して軍備をあおっても展望は開かれない。9条に基づく平和外交で近隣諸国と仲良くすることが最も現実的だ」などさまざまな意見が出されていました。

 

 

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