安保破棄富山県実行委員会は5日、富山市内で安保学習会を開きました。安保破棄中央実行委員会事務局次長の小泉親司氏が「『日米同盟』の現状と『集団的自衛権』」と題して講演しました。
審議入りをめぐって緊迫する秘密保護法案について話した小泉氏は、安倍政権の改憲戦略と密接につながる同法案には多くの人が反対を表明しており、共同の運動を広げて必ず阻止しようと訴えました。
安倍政権がなぜいま集団的自衛権の行使をめざすのかについては、膨大な財政赤字や大幅な軍事費削減で自国だけでは戦争できないアメリカが、日本を戦争に巻き込もうという強い要求があるからだと指摘。東アジアと日本の平和・安全のためには、日本国憲法の先駆性を生かした国づくりと平和外交こそが求められていると強調しました。
参加者からは、「憲法を逸脱した法律をつくって集団的自衛権の行使ができるのか」などの質問が寄せられました。小泉氏は、政府・自民党が憲法では集団的自衛権行使が認められていると解釈し、法律を作れば行使できると考えているからだとのべました。