大学人9条の会(富山)は11月10日、富山市内で「2013憲法講演会」を開きました。(日本国憲法をまもる富山の会、「9条の会」富山県連絡会が共催)
「今、憲法を学び、活かし、守ることの意義」と題して講演した東京慈恵会医科大学の小沢隆一教授(憲法学)は、自民党改憲案に即して改憲勢力の狙いについて話しました。
小沢氏は、自民党改憲案は、復古的・反動的な国家をめざす部分と新自由主義の推進をめざす部分、戦争する軍隊・戦争できる国をめざす部分から構成されていると指摘。改憲勢力の一番の狙いは戦争する軍隊・戦争できる国をめざす部分。国家安全保障会議設置法案と秘密保護法案は、その流れのなかで出てきていると強調。秘密保護法を阻止する活動とともに、憲法を学び、いかす活動を強化することが重要だとのべました。
富山大学の宮井清暢教授が、秘密保護法案に反対する緊急アピールへの賛同と、11・21緊急集会への参加を呼びかけました。
参加した女性(58)は「自民党憲法草案がどういう危険な内容かを理解して反対していくことが大事。声を上げないと、今の政治状況だったら秘密保護法も含めて通されてしまう危険があると感じた」と話していました。