「9条の会」富山県連絡会は12月14日、富山市内で「憲法を学ぼう」連続講座第5回を開きました。
「憲法9条ファンクラブ」事務局員の柴田健次郎氏が「日本国憲法と日米安保条約」と題して話しました。
柴田氏は、1947年に施行された日本国憲法の平和主義の先駆性を強調。その後のアメリカの対日政策の変更で警察予備隊(のちの自衛隊)の創設、サンフランシスコ平和条約及び日米安保条約の締結と歴史の逆流がおきたことや、安保条約の内容、安保改定への国民のたたかいについて説明しました。
柴田氏は、安倍政権が意見の国家安全保障会議設置法や秘密保護法を強行し、来年の通常国会には国家安全保障基本法案を提出し法律で集団的自衛権の行使を可能にさせようとしていると批判。憲法9条を広める運動が世界に広まっており、9条の力に確信を持って、安保条約廃棄にむけた統一したたたかいを発展させようと呼びかけました。
参加者からは、「日米安保の問題は、『イラクから米軍を撤退させたのになぜ日本から米軍を撤退させられないのか』という問題だと思う」などの意見が出されていました。