「原発をなくす富山県連絡準備会」は12月16日、富山市内で「富山県における自然エネルギーの現状と展望」と題した学習講演会を開催しました。
講師は、富山国際大学現代社会学部教授(地域エネルギー学・環境情報学)の上坂博亨(ひろゆき)氏です。
準備会は「再生可能エネルギー中心の電力政策へ転換をはかること」を目的の一つにしています。
上坂教授は、大局的なエネルギーの動向を説明し、日本が再生可能エネルギーの利用が低い実態を明らかにしました。北陸地方の再生可能エネルギーについては、富山県が地域エネルギー自給率で全国2番目に高いことや、中小水力、地熱発電のポテンシャルが高いことを紹介。発電の設備容量でみると、黒部川や庄川は志賀原発1号機を超えていると指摘しました。
参加者は「自然エネルギーのそもそもがよくわかった」「簡単な道ではないが、原発をなくして再生可能エネルギーへ転換していく展望が見えた」などと感想を述べていました。