富山県内の弁護士、元首長、医師、大学教員、音楽家、僧侶、作家、歌人、ジャーナリストら20人が呼びかけた「集団的自衛権の行使容認阻止、秘密保護法廃止を求める緊急集会」が5月29日夕、富山市のCiC前広場で開かれました。400人が参加しました。
呼びかけ人を代表して3人があいさつしました。元小杉町長の土井由三氏は、安倍首相の私的諮問機関の報告書を公であるかのように装って、集団的自衛権行使容認に踏み出すなどあってはならないと批判。弁護士の青島明生氏は、世界一の軍隊をもつアメリカは朝鮮戦争後、14万人に近い兵士が亡くなっていることを紹介し、国民の力で集団的自衛権行使を止めようと訴え。僧侶の冨樫行慶氏は、戦時中近衛兵だった人が「戦争は絶対してはならん」と息子に繰り返し語っていたエピソードを紹介し、集団的自衛権行使の流れを粉砕しようと呼びかけました。
日本共産党のひづめ弘子県議、社会民主党の菅沢裕明県議がそれぞれ、連帯のあいさつをしました。日本共産党県議予定候補の高瀬あつこ(高岡市)、坂本ひろし(射水市)両氏も参加しました。
集会後、参加者は「平和憲法を守れ」「戦争する国反対」「秘密保護法は廃止せよ」などと唱和しながら、富山市内をデモ行進しました。
参加した介護職場で働く男性(31)は、「お年寄りと話をしていると、戦争はダメだという声をよく聞く。集会で学んだことを職場に帰って伝えていきたい」と話していました。