障害をもつ児童の放課後体制の現状について
=お母さん方の声=
・支援学校の送り迎え、下の子供の学校行事がある時等は困難なので、移動サービスがあれば助かります。
・夏休み、土曜日、放課後のデイサービスの受け入れ先が少なく、断られることが多いので、放課後デイサービスの拡充を望みます。
・支援学級の補助のスタデイメイトの先生の時給は725円と低額、改善してあげてほしい。
・地元の学校の特別支援学級は近くて助かりますが、専門教諭などの面で不安があり、子どもの成長が心配 です。
<碓井のりお議員の本会議での質問趣旨>
障害をもつ子供さんの放課後支援として。富山型デイサービスの開設かおりますが、いずれも民間経営であり、定員、利用料など枠もあり、障害をもつ子どもさんの利用ができないこともあります。
高齢者の利用料は介護保険が適用され、1人9千円前後の収入ですが、子どもさんの利用料金は半額程度です。どこのデイサービスも介護労働者の処遇改善など、経営の課題を抱えており、要望に応えきれない悩みを抱えています。
=上市町は先進地=
上市町の幼児ことばの教室は県下どこにもなく、障害児のガソリン補助券も上市町で最初にはじまり、県下に広がった施策です。 絵本室、富山型デイサービスの体制なども県下の先端を歩んでいる自治体です。
利用者、富山型デイサービス双方に対し一歩進んだ支援が求められています。
<当局答弁要旨>その②
富山型デイサービスは、施設の従業員の体制や環境などもあり、ご指摘のとおり、利用者の方が望むすべての日数を賄うことができていないのが現実であります。
この問題については新川会が、四ツ葉園の中に地域相談室を設けており、相談員の方々が毎月、障害児の預かりを行っていただいている町内及び舟橋村の富山型デイサービス事業所の方々と児童の預かりについで協議し、できるだけ利用者の方のご希望を叶えるべく調整していただいております。
昨年度考より制度が変わり、放課後等デイサービスを利用するすべての児童について相談支援事業を行うこととなっており、今後は、相談員とともに利用者のニーズを聞き取り、事業所と協力しながら支援できるよう努めたいと考えております。
「週間上市赤旗読者ニュース」2014年1月12日 N0.631号