中学校の普通教室にエアコン整備一設計費を予算計上
夏は猛暑があたりまえになってきています。昨年9月市議会で「学校の教室にクーラーかグリーンカーテンの本格実施を」と求めたところ、当局は「中学校は夏休みも補充授業をしていることから、平成27年の夏からすぺての普通教室でエアコンが稼働できるよう整備したい」と答弁し前進することに。
12月市議会ではそのための実施設計費が補正予算に計上されました。
なお、小学校では本格的なグリーンカーテンを検討するとしています。
便利なコミュニティバスに-午前の真生会病院へのバス増発を
高齢者の多くは通院にコミュニティバスを利用しています。「バスが2時間に1本しかないので、行く時はよいが、帰りはバスがないのでタクシーを使わざるをえない。せめて午前中だけでもバスを増発してほしい」-このような声が少なくありません。
【津本】午前の真生会病院へのバスを1時間に1本程度に増発できないか。
【当局】検討していく。
新庁舎建設-3度目の入札も不調に
工事単価を23%アップ、10億円上乗せしてもダメ…
新庁舎建設の3度目の入札(今年1月24日)がまたも応募業者の辞退によって不調に終わりました。
昨年3月の当初の工事費総額は約44億円。それが8月には、工事単価が急騰しているとして5億円を増額し約49億円に。10月には「さらに5億円程度の増額をしなければ入札業者の応募が見こめない」とし、必要な工事費総額変更の議会承認を得ないまま、工事単価を上げての入札でした。
いっぽうで、市民は8割が「白紙に戻す」、「修正してほしい」
日本共産党が昨年9、10月におこなった市民アンケート。回答は216通。新庁舎建設についての結果は次の通りでした。
①「計画を白紙にもどす」68%
②「計画を修正して建設」14%
③「計画通り建設」 9%
④「わからない」 9%
この傾向は新湊や小杉、大門など全市的なものです。また意見欄には、「場所がよくない。新たな用地を確保して建設すべき」、「氷見市のように高校跡地を利用するくらいの考えはないのですか?」などの声が寄せられました。
庁舎建設は震災復興と競ってでもやる必要がある?
工事単価の急騰は、東日本の震災復興に多くの工事が必要となっていることからきています。市民生活にとって切実な施設ならともかく、市民から「年間何回利用しますか?」と指摘される庁舎の建設。震災復興と競ってでも業者を呼びこむようなものなのか疑問に思います。
この際あわてず、既存庁舎を活用していく道に転換を
既存庁舎の耐震化は、国の新制度もあり、市の負担がほとんどかかることなくできます。当面は既存庁舎を生かしながら統合を進めていく-こうした道に転換するよう求めます。
上水道・下水道料の値下げは可能ではないか-できるところから市民負担の軽減を
上水道事業は数十年間、大幅黒字をだし続けています。昨年度も約1億6千万円の黒字でした。これは料金収入20億円の8%にあたる額です。
下水道事業は昨年度、公営企業会計に移行して初めての企業会計決算でしたが2億円ちかくの黒字でした。これは料金収入13億円の15%にもあたる金額です。
いうまでもなく、これらは儲けを目的にした事業ではありません。料金の値下げは可能です。
【津本】上水道も下水道も大幅な黒字となっている。料金の値下げが可能であると考えるがどうか。
【当局】経営内容の評価、分析などから料金値下げは困難と考えている。
国民健康保険税の引下げは切実-できるところから市民負担の軽減を
国保税は市民にとって重い負担になっています。
いっぽう、射水市の国保会計における財政調整基金の残高は約10億円、多額の貯金をため込んでいる状態になっています。インフルエンザの大流行などに備えるとして国が奨励している基金額は約4億円。これを6億円も上回っています。
また、国保税を抑制するために一般会計から支援した繰入金は1人あたり428円(2011年度)。これは、県内10市のなかで最低です。
【津本】財政調整基金の取崩し、繰入金の増額をおこなえば、1世帯当たり1万円程度の国保税の引下げが可能であると考えるがどうか。
【当局】今後見こまれる赤字を補てんする財源として財政調整基金を活用していくことが必要と考える。
「秘密保護法は施行せず廃棄に」-「国に意見書を」市民の請願に保守系議員をふくめ7人が賛成、津本議員が賛成討論をしました
公務員をはじめ幅広い国民に最高懲役10年という重い刑罰で「秘密保持義務」を課す秘密保護法。ジャーナリストの取材や市民による情報公開要求など、「特定秘密」にアクセスしようとする行為も処罰対象です。しかも国民には何を秘密にしたのかも知らされません。また国会の調査権をも制限。国会が政府を監視しチェックすることも不可能になります。
このことが社会を委縮させ、言論・表現の自由などに致命的な打撃を与えることは明らかです。国に秘密保護法の廃棄を求めていかなければなりません。しかし自民・公明の市議14人が反対し否決しました。
過大な小杉インターパーク造成-津本議員は反対しました
コストコ進出で必要な敷地は約6ヘクタールなのに、13ヘクタールをいっきに造成!?
大型商業施設コストコの進出を受け入れるため、市は小杉インター近くの小杉インターパーク造成に着手。総事業費19億円をかけA地区、B地区、C地区の合計約13ヘクタールの企業団地敷地を造成するとしています。
しかし、コストコが進出するのは約6ヘクタールのA地区のみ(7億円で売却予定)。企業進出の見通しもないのに、安易にB、C地区も造成するのは税金のムダ使いです。
「射水市議会議員(日本共産党)津本ふみお市議会報告」 2014年2月(→こちらをクリックするとpdfでご覧になれます)
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