「原発ゼロをめざす市民の会・高岡」は5月19日、高岡市の高橋正樹市長に申し入れをしました。
申し入れは、隣県の北陸電力・志賀原発(石川県志賀町)で事故が起きた場合の放射性物質拡散予測を富山県が発表したことなどを受けてのもの。高岡市は、志賀原発の50キロメートル圏内に位置します。県の予測では、気象条件によっては市内に線量100~500ミリシールトの地域が生じ、子どもの屋内退避や安定ヨウ素剤の予防服用が必要になるとしています。
申し入れに参加した坂本義夫共同代表らは、志賀原発周辺の富来川南岸断層が活断層だと断定されたことも指摘。
「志賀原発の事故は、市民の命、健康、暮らしに重大な影響をもたらす」として、高岡市が北陸電力に対して、原発の廃炉を求めるよう要請
しました。応対した林時彦副市長は、「国の対応をみたうえで判断する」とのべました。
坂本氏らは、原発依存を続ける国の「エネルギー基本計画」を撒回し、自然エネルギーへの転換を図るよう国に求めることと、高岡市独自の取り組みの強化も要望。林副市長は、再生可能エネルギーへの転換へ「市のとりくみを強化したい」と答えました。
申し入れには、日本共産党の高瀬あつこ県議予定候補、金平直巳高岡市議が同席しました。