第5回「9条の会」北陸ブロック交流会が6月29日、富山県高岡市で開かれ、福井、石川、富山の各県から90人が参加しました。
平山知子弁護士が「いま、憲法は旬です!~憲法を守り、活かすために~」と題して記念講演しました。
講演で平山氏は、明治憲法下では教育勅語に象徴されるように天皇のために死ねる教育をすすめ、これに疑問を持つ者には治安維持法で弾圧し、家制度で女性を男性に従わせて黙らせ侵略戦争に突き進んでいったと説明。日本国憲法は、多くの犠牲者の声なき声を結集して誕生し、今日まで国民に受け入れられてきたとのべました。
安倍政権が解釈改憲で集団的自衛権行使を強行しようとする背景には、アメリカからの執拗な改憲と戦争参加への要求があることを指摘。一方で、憲法を守り集団的自衛権の行使に反対するたたかいには保守層も参加し、60年安保闘争時よりも底の広がったたたかいになっており、共同をさらに広げれば必ず阻止することができると強調しました。
交流会では、各県の活動報告、「運営体制(事務局・9条の会づくり・活動資金)」「広報活動・学習活動」「女性の果たす役割を中心に」の3つの分科会と「若者とともに」の特別分科会が開かれ、参加者が活動経験を紹介しました。