=1月29日「新幹線・公共交通対策特別委員会」報告=
あいの風とやま鉄道とJRの責任-JRから並行在来線の経営が分離される3月14日以降もJRの責任は重大!
1月29日開催の市議会・新幹線公共交通対策特別委員会で金平市議は「平成21年12月の整備新幹線問題検討会議の場では、JRも地域の鉄道事業者として、並行在来線維持のため可能な限り協力と支援を行う必要があるとの意見が出されている。
JRから在来線の経営が分離される3月14日以降も、あいの風とやま鉄道に対するJRの責任は大きく、高岡市としても持続可能な三セク鉄道維持のために、今後もJRに対して申し入れを行い続けてほしい」と質問。
当局は「JRは、あいの風とやま鉄道が開業する3月14日以降も共同して軌道などの保守・点検を行っていくこととしている。また、高岡駅は、あいの風とやま鉄道と城端線や氷見線が交差する結節点であり、JRは足並みをそろえて運行していかなければならないことから、むしろJRの責任や役割は重要となると考えられ、高岡市としては今後ともしっかりと申し入れを行っていきたい」と答えました。
北陸新幹線の開業と同時に生活路線バスが廃止?!《金平市議》行政の責任で延伸やデマンド(乗合い)バス・タクシーの導入で交通弱者の救済を!《林副市長》何が可能か積極的に住民と協議したい。
金平市議は「北陸新幹線の開業とあわせバス路線が変更され、廃止となるバス路線があると聞いているが、どのバス停か?」と質問。当局は「廃止される予定のバス停は、泉が丘線の泉が丘、泉が丘北口、東木津、南星中学校前、南星町の5つである」と答弁。
さらに金平市議は「生活路線バスの廃止により、地域に交通機関が全くない空白期間か生じないよう、行政が沿線住民に対してコミュニティバスの延伸やデマンド(乗合い)バス・タクシー、地域バスの導入といった情報を能動的に発信し、住民の公共交通に対する期待に応えてもらいたい」と提案しました。
林副市長は「コミュニティバスの延伸やデマンドバス・タクシー、地域バスの導入といった選択肢の中で、何か可能か住民と積極的に協議していきたい。」と前向き姿勢を示しました。行政による機敏な対応が行われるよう、日本共産党は引き続き力を尽くします。
万葉線の延伸についての見解は?
金平市議は「万葉線の延伸について、関係機関との協議の必要性や事業費の確保、市民の意見反映と合意などの問題がある。万葉線の延伸において、今回のハイブリッドトラムの実走事業の調査結果がどのように活用できると考えているのか」と質問。
当局は「万葉線の延伸は、地域住民をはじめ市民全体のコンセンサスが重要であると考えている。また、事業の採算性や必要な財源、関係機関との綿密な調整など、万葉線の経営に与える様々な課題を克服していく必要があり、これらの諸課題をふまえながら検討していかなければならない」と答弁しました。
「日本共産党高岡市議会ニュース」第655号 2015年2月12日