3月定例市議会報告
認知症疾患医療センター《金平市議》早期設置に向けた決意は?《福祉保健部長》検討会を立ち上げ、認知症疾患医療センター設置の方策について検討したい。
3月定例市議会の本会議で金平市議は、認知症疾患医療センターの早期設置を求める見地から「このセンターは認知症高齢者の支援について、地域での医療と介護の中核的な連携拠点としての役割をもっており、関係機関や市民から早期設置が待望されている。新年度に向けた取り組みの決意は?」と質問しました。
池田福祉保健部長は「認知症高齢者の増加に伴う医療相談や受診のニーズが高まる中、認知症の専門医療の提供と地域包括支援センターや介護サービス事業者との連携を担う中核機関として、認知症疾患医療センターの設置は重要である」と述べ、「これまで、市内の精神科を有する医療機関に対し、設置を受け入れて頂くための交渉を進めてきたが、専門職員等を確保することについての課題が大きく、実現には至らなかったものである。
今後、高岡市民病院を含めた複数の医療機関や地域包括支援センター等で構成する検討会を立ち上げ、認知症疾患医療センターの設置の方策について検討したい」と答弁しました。
水害対策:住吉ポンプ場の機能強化事業のスケジュールは?
金平市議は水害対策に関連して「住吉ポンプ場の機能強化事業の新年度のスケジュールは」と質問。新井上下水道事業管理者は「既に雨水施設新築工事および雨水施設新築機械工事に着手しており、平成27年度末の完成をめざしている」と答弁しました。
中小企業支援:小規模企業基本法の「小規模企業振興基本計画」に基づく「起業一創業支援」の強化を!
金平市議は、小規模企業振興基本法の「小規模企業振興基本計画」に基づく施策の新年度予算での具体化に関して中小企業・地場産業への「起業・創業支援策」の強化を求めました。
黒木産業振興部長は「新年度予算では、『創業促進支援事業』により、市、商工会議所、高岡市商工会が連携し、創業に必要とされる事業計画、金融、販路、人材等の各項目をカルテ化して情報共有に努め、創業者のニーズにきめ細かい対応体制の充実を図る。
また新たに、『創業者支援事業補助金』を創設し、創業を目指す方や、創業から3年以内
の事業者を対象として、創業の初期投資に必要な設備導入費等を支援していくこととしている」と答弁しました。
「日本共産党高岡市議会ニュース」第660号 2015年3月19日