日本共産党富山県委員会は4月23日、北陸新幹線開業と同時にJR北陸本線を引き継いで運行を開始した「あいの風とやま鉄道」(富山市)を訪れ、党に寄せられた意見をもとに17項目の要望書を提出しました。
県議候補として奮闘した、ひづめ弘子県議、坂本ひろし呉西地区委員長、高瀬あつこ高岡市委員会女性部長、脇しげお前朝日町長と地方議員ら7人が参加。「あいの風とやま鉄道」は市井正之社長と日吉敏幸副社長が応対しました。
党は、国、県、JRが並行在来線の運行に責任を果たす立場で同鉄道を支援するよう働きかけることを表明。その上で、高岡午前7時23分発富山行きや富山7時24分発黒部行き列車がすし詰め状態となっていることや、富山発泊行き列車が午前6時50分のあと8時25分までないこと、日曜日の朝も富山発金沢行きの列車が混雑し、学生の公式試合などへの影響を心配する声が学校から上がっていることを指摘。県に支援を求めるなどして車両を増やし、混雑を解消することなどを要望しました。
市井社長らは、「いろいろな角度から要望が来ている。予備車両も投入し増車もしてきた。今後の利用実態を見て、さらなる工夫をしていきたい」とのべました。
参加者からは、無料駐車場の復活などの要望が出されました。
党県委員会は24日、石井隆一県知事に対しても「あいの風とやま鉄道」の運行に関する要望書を提出しました。