-9月定例市議会報告-
《金平市議》憲法違反の「戦争法案」の採決強行に反対を!《高橋市長》国の安全保障や外交に関わる問題であることから、国の責任で判断されたものと考えている
9月定例市議会の本会議で金平市議は「戦争法案」の強行採決について、「参議院の安保法制特別委員会での採決は理事会での合意もなく、怒号のなかで速記録も作成されていない。どの法案、修正案、付帯決議に誰が賛成し、誰が反対したのかも明らかでなく、採決自体が無効であることを強調したい」と述べました。
金平市議は「3か月間の衆議院・参議院での審議を通じて、様々な問題点が明確になった。
第一は安保法制=戦争法案が憲法違反だということだ。圧倒的多数の憲法学者、内閣法制局の元長官に続いて、最高裁長官を務めた山口繁さんが『憲法違反』だと断じた。『合憲か違憲か』という論争はもう決着がついている。
第二に、ついに安倍政権は国民の理解を得ることができなかった。直近のどの世論調査を見ても、6割以上が『今国会での成立に反対』と答えている。『理解を得られなくても成立を図る』との暴言をはいた方がいるが、国民の厳しい批判が広がっている。憲法違反の戦争法案について、平和都市宣言を制定している高岡市として、採決強行に反対すべきでは」と質問しました。
高橋市長は「私はこれまで国民の理解を得て納得できるよう国政の場において丁寧に議論を尽くしていただきたいと申し上げてきたところであり、我が国の安全保障や外交に関わる問題であることから、国の責任で判断されたものと考えている」と答弁するに留まりました。
水害対策《金平市議》地久子川、庄川、小矢部川の改修の前倒し実施を県・国に要請を!《都市創造部長》栃木県、茨城県等で大きな浸水被害があったことから、できるだけ早く整備が進むよう強く要請したい
金平市議は、記録的な豪雨で鬼怒川の堤防が決壊し、茨城県常総市で甚大な被害がでたことに関連して「地久子川、庄川、小矢部川の改修の前倒し実施を県・国に強く要請を」と提案しました。
藤井都市創造部長は「地久子川においては、あいの風とやま鉄道橋のボトルネックが解消されたことから、上流に向けて護岸整備、道路橋架替を進める予定である。
一方、庄川では今年度、戸出地区で急流河川対策として護岸の整備、小矢部川では高田島地区において護岸及び堤防の改修を進めている。本市としては国・県への重点要望や庄川・小矢部川改修促進期成同盟会等で整備の促進を要望しているが、先週、栃木県や茨城県等で大きな浸水被害があったことから、できるだけ早く整備が進むよう、引き続き強く要望したい」と答弁しました。
「日本共産党高岡市議会ニュース」第684号 2015年9月24日