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砺波市:憲法活かした平和な日本を-日本平和委員会北陸信越ブロック交流会

カテゴリー: 党・議員(団)ニュース

「日本平和委員会北陸信越ブロック交流集会inとやま」が庄川町の庄永閣で9月26・27日開かれ、長野・新潟・石川・福井・富山から35名が参加しました。

20151004tonami_1「富山大空襲と語り継ぐ活動」と題して、富山大空襲を語り継ぐ会の松浦晴芳氏が講演。富山大空襲は1945年8月2日、長岡・水戸・八王子とともに行われました。長岡にむかうB29約125機が通過し空襲警報が解除され、市民が「今夜はもう大丈夫」と就寝したところを攻撃された(寝込みを襲われた)ことも被害を大きくした一因。また、東京大空襲に匹敵する大量の焼夷弾が174機のB29から投下された(畳16枚に1発・中心地では畳1枚に1発)ほか、富山県、市とも市民に具体的な避難指示を出さなかったことや「逃げずに踏み止まって消火せよ」との指示によって避難が阻止されたなどにより、死者推定3千人、負傷者約8千人という大きな被害となりました。人口千人当たり死者約18人(全国平均8.7人)負傷者約47人(全国平均13.3人)。高齢の参加者から当時の生々しい記憶の発言もありました。

 日本平和委員会事務局長の千坂純氏は「今日の情勢と当面の平和運動の課題」を講演。アメリカの戦争に参加する軍事同盟強化の実態をリアルに明らかにし戦争法廃止の世論を広げること、軍事同盟でなく憲法による安全保障の展望を語ることの大切さなどが、全国の経験もふまえて語られました。

 交流では各県の生き生きとした経験や悩みなどが率直に語られ、今後の活動にむけての元気がえられました。

 多田前市議は、「若者たちのスピーチは自分の言葉で語り、最後『私は…反対』と、自分の意思を表明している。こうした動きは今までにないこと。個人加入の平和委員会の役割は大きい」と語りました。

 

「となみ赤旗読者のひろば」第1310号 2015年10月4日(→こちらをクリックするとpdfで紙面が見られます)

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