-9月定例市議会報告(続報)-
人口減少・地方創生《金平市議》「未来高岡」総合戦略に本年度から5年間で108事業を実施・157億円が想定。国・県からの財政支援45億円は少なすぎるのでは!《高橋市長》事業の円滑な遂行に支障がないよう財源確保に努めたい
9月市議会では、市当局から「人口減少を克服し地方創生を成し遂げる」との見地から「未来高岡」総合戦略に本年度から5年間で108事業・157億円を想定していることが報告されました。
9月29日の議員協議会で金平市議は「総合戦略に掲げる108事業は5年間で157億円に対し、国・県の交付金による財源は約45億円となっている。政府は地方創生を掲げているが、あまりに財政支援が少なく、地方の実情を理解していない。氏の見解は」と質問しました。
高橋市長は「国の交付金等の財源については固めに見積もっている部分もある。今後、国においては、新交付金の検討や有利な起債、地方財政計画への配慮がなされていくものと考えている。市としても更なる行革を推進し、事業の円滑な遂行に支障がないよう財源確保に努めたい」と答弁しました。
学校建物の雨漏問題に早期対応を!
9月市議会の総務文教常任委員会で金平市議は「現在7校で雨漏りが発生しており、4校で工事中だが、残り3校でも今年度中に対応すべきだ。また、大雨の際に、天井の雨漏り以外の吹き込みによる浸水が発生している学校も6校ある。学校施設の長寿命化の観点からも早期の対応を」と提案。
教育委員会は「雨漏りのある残りの3校について降雨時に一定の雨漏りがみられることから抜本的な改修が必要だ。今後とも予算確保に努め、出来る限り早く改修したい。
また、大雨の際の漏水はコーキングの劣化などが原因だ。6校については、雨量や風向きにより漏水箇所が一定ではないので、現在その発生源の特定を急いでいる。長寿命化の観点から早期の対応は重要と考えており、速やかに漏水個所を発見し、早期の修繕に努めたい」と回答しました。
総務文教常任委員会(21日 午前10時~)で「未来高岡」総合戦略で集中審議。皆さんの傍聴を!【金平市議:定住促進策、安心・安全の高岡市の創造へ提言を予定】
5年間で108事業・157億円が想定されている「総合戦略」に多くの市民が注目しています。急速に高齢化が進む高岡市で、市民の期待に応えて如何なる施策を効果的に具体化していくのか市議会の貴務は重大です。金平市議は、定住促進策(子育て支援、住宅支援、産業振興策など)、市民の安全の確保に向けた施策を提案します。
「日本共産党高岡市議会ニュース」第687号 2015年10月15日