富山県障害者(児)団体連絡協議会は8日、富山市で第41回総会を開きました。
あいさつした平井隆会長は、熊本地震で福祉避難所に入れたのは、3千人の対象者うち2百数十人にとどまっっており、富山県に引き当ててよく検証する必要があると指摘。「障害のある人の人権を尊重し県民皆が共にいきいきと輝く富山県づくり条例」が4月1
日施行されたが、条例の内容を普及していま以上に福祉施策が推進するよう運動を広げるよう呼び告と2016年度活動計画、決算・予算が提案され、討論を経て承認されました。
討論では、県の障害者差別禁止条例の宣伝に取り組んでいる経験が報告されました。昨年開業した北陸新幹線で電動車いすや幅の広い手動の車いすで乗り降りできる入口が1カ所しかなく、車いすのスペースも1席しかないことや、県内の道路が視覚障害者と盲導犬にとって歩きにくいなどの実態も出されました。県障連協として、JRに改善を求める運動に取り組とともに、道路の状況を調べて解決に向けて検討していくことを確認しました。
総会は、平井隆会長、高瀬嘉子事務局長などの役員を選出しました。
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