参議院議員選挙が22日、公示され、道用えつ子富山選挙区野党統一候補は、富山市館出の選挙事務所前で第一声をあげました。日本共産党の高橋わたる比例候補は、党県委員会事務所前で第一声をあげました。
富山市の選挙事務所前の出発式に集まった230人の支援者を前に第一声をあげた道用候補は、暴走を続ける安倍政権の打倒、安保法制(戦争法)廃止、アベノミクスによる貧困と格差の拡大から国民の暮らしを守るために、非正規雇用の正規化や給付制の奨学金創設などを訴え。一丸となって安倍政権とたたかい、参院選に勝利して富山から政治を変えようと呼びかけました。
日本共産党県委員会の上田俊彦委員長、民進党県総支部連合代表の坂野裕一県議、社会民主党県連合代表代行の菅沢裕明県議、生活の党県総支部連合の広野允士代表が激励のあいさつをしました。
日本共産党の高橋わたる参院比例候補は、藤野保史政策委員長とともに富山市の選挙事務所前で第一声をあげました。
安倍政治を全部変えて
道用えつ子県民大集会開く
参院富山選挙区の野党と市民の統一候補、道用えつ子さんの勝利をめざす県民大集会が18日、富山市で開かれました。主催は、道用えつ子後援会と立憲政治を取り戻す富山の会。
日本共産党の井上さとし参院国対委員長、民進党の藤本祐司参院議員、社会民主党の又市征治幹事長、生活の党の山本太郎共同代表の4人参院議員が駆けつけ、連帯のあいさつをしました。
井上参院議員は、野党が国会に共同提案した15本の法案は、大企業優先から国民の暮らし優先の政治へ切り替えて経済を立て直す明確な対立軸だと強調。道用さんの勝利で新しい政治を切り開こうと呼びかけました。
道用候補は、「安倍政治を許さない。安保法制を絶対廃止する一心で一人でスタンディングを始めた初心を忘れることなく、みなさんといっしょに声をあげていきます」とのべ、参院選への支援を訴えました。
元朝日町議会議長の中陣将夫さんと、道用さんの実母の東出文代さん、SEALDs(シールズ)の諏訪原健さん、服部涼平さんもあいさつしました。
富山市から参加した男性(64)は、「道用さんには、安倍さんのやっている政治を全部変えてほしい。みんなで力を合わせないといけない。自分もまわりに支持を広げていきたい」と話していました。
草の根からさらに核兵器廃絶訴えよう
6月9日~18日県内を行進 原水爆禁止2016年国民平和大行進
原水爆禁止2016年国民平和大行進富山―広島コースが9日、富山県朝日町を出発し、入善町、黒部市、魚津市、滑川市、富山市、射水市、高岡市、小矢部市を行進し、18日に石川県に引き継ぎました。立山町、上市町、舟橋村、氷見市、南砺市、砺波市でも支線コースの平和行進が取り組まれました。
9日朝、朝日町役場前で行われた出発集会で主催者を代表してあいさつした増川利博県労連議長は、核兵器保有国は北朝鮮の相次ぐ核実験やウクライナでの核兵器使用を示唆したロシアなどを取り上げて、核兵器廃絶は無理だと主張していることを批判。安倍政権も核兵器を容認する態度だと指摘しました。一方で、核兵器廃絶の法的措置を議論する作業部会が設置され、スイスのジュネーブで会議が開かれていることを紹介。平和行進で草の根から核兵器廃絶をさらに訴えていこうと呼びかけました。
朝日町の笹原靖直町長の激励メッセージを職員が代読。日本共産党の高橋わたる県書記長(参院比例候補)が連帯のあいさつをしました。
集会後、40人の参加者は「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」や被爆者支援などの募金にとりくみながら、入善町、黒部市へと向かいました。
全労働富山支部から参加した男性(45)は、「どれだけの時間がかかるかわからないが、核兵器をなくそうということを語り継いでいかないといけない」と話していました。