富山市議会の最終本会議が21日開かれ、辞職願が提出されていた市田龍一、高田一郎、針山常喜、浅野長在ェ門、谷口寿一、藤井清則の6人の議員(自民党4人、民政クラブ[民進系]2人)の辞職が許可されました。一連の不正に伴う辞職は9人(自民7民政ク2)となり、もともとの欠員1人とあわせて、定数10の補欠選挙が実施されることが確定しました。
日本共産党富山地区委員会は、補欠選挙に2人を擁立することを決定。同日市役所内で開いた記者会見で、一人目の候補として吉田修氏(66)=新=を発表しました。
最終本会議を前に、富山市議会日本共産党と社民党は20日、議長、自民、公明、民政クの各会派に対して、市議会の会期を延長して、政務活動費の不正取得問題の徹底した真相解明のために百条委員会の設置など再発防止に議会としての責任を果たすことを求める申し入れを実施。最終本会議で社民が9日間の会期延長を求める緊急動議を提出しましたが、共産、社民のみの賛成で否決されました。これに対して満員の傍聴席から、「公明党何をやってきたのか」「富山市議会恥ずかしいぞ」などの厳しい批判の声が出されました。
「政務活動費の『不正請求』事案の解明と再発防止に関する請願」「議員報酬を60万円に戻し、審議のやり直しを求める請願」など4本が不採択となりました。
同日朝、「市民が主人公の富山市政をつくる会」と富山県平和運動センターは、富山市役所前で2回目のスタンディングを実施。80 人が歩道に一列に並んでアピールしました。
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