「市民が主人公の富山市政をつくる会」は7日、富山市監査委員に、市議会自民党による政務活動費の支出に対して住民監査請求を行いました。高野善久代表委員、大野孝明常任幹事らが市役所を訪れました。後日、監査委員会が開かれ、請求を受理するかを審査。受理された場合は請求の翌日から60日以内に監査結果が報告されます。
監査請求したのは、自民会派7人(現職4人元職3人)の2011年8月から15年8月までの25件609万1947円分(1部返金済)。市政報告会資料印刷代の領収書の日付(13年2月21日)よりも未来の新聞記事(同年2月21日付)が印刷物の記事中に掲載されていたり、11年11月、12年3月、13年3月の領収書が同一会社のもので連番になっているなど「明らかに白紙領収書を使ったのではないかと疑いがもたれるようなもの」(高野氏)を選定しています。富山市長に対して、違法・不当な支出の返還請求をし、その他の必要な措置を講ずるよう求めています。
高野氏は、「過去の不正を放置したままでは本当の議会改革はできないのではないか。特に自民会派の現職は、議会のなかでも重要な役職についている」と指摘。大野氏は、「透明性の確保と公平、公正な議会運営ができるようにと請求した」と話しました。
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