県民主医療機関連合会(民医連)と県商工団体連合会は、2月21日、国民健康保険加入者を対象に行ったアンケート結果を発表しました。
アンケートは、国保税(料)の負担が加入者の生活と受診機会に及ぼす影響を把握しようと、昨年の9月1日~11月30日に県内の自営業者や農家、年金生活者らが加入する国民健康保険の利用者を対象に総数256人に行ったものです。国保税(料)が高いと感じている人が63・7%にのぼり、82%の人が「これ以上負担できない」「年々高くなっている」など負担に感じています。高すぎて滞納せざるを得ないと回答した人も10人いました。また治療費がかかるため受診を先延ばしにしたことがあるのは21%、治療中断を経験した人が14%、「治療費の負担を軽減する工夫」では「特に重い症状のときに限り受診する」が16・4%を占めるなど病気や健康に深く影響を与えていることも明らかになりました。
要望として、①保険料を下げてほしい、が圧倒的に多く、次いで②安心して病院にかかれるように③自己負担額を下げて欲しい④資格書の発行や差し押さえをやめて欲しい―などが寄せられました。両団体は、国に保険料引き下げを求める意見書を提出するよう2月県議会に請願を行うことにしています。
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国保税(料)アンケート 県民256人から回答 民医連・県商連
カテゴリー: 県内団体の催し