富山市議会・自民党の横野昭議長が、市政報告会の費用として政務活動費を不正に受け取っていた問題で、2月25日、富山市役所前で政務活動費不正の全容解明と議長辞職を求めるスタンディングアピールを行いました。市民が主人公の富山市政をつくる会(高野善久代表委員)と県平和運動センター(山崎彰議長)が呼びかけたもの。「政務活動費不正の全容を解明せよ」と書かれた横断幕などを掲げて、約60人が参加しました。。
あいさつした高野氏は、「横野議長が行った市政報告会は、開示された資料によれば、大宴会そのもの。横野氏が議長を続けることは市民にとってこんな不幸はない。それをかばう自民党も同罪だ」と語気を強めました。
吉田おさむ氏(共産党富山市第2選挙区県議予定候補)も「自ら不正を抱えていては不正解明、議会改革はできない」とあいさつ。参加者からのスピーチもありました。
参加者らは「不正議員は辞職せよ」「説明できなければ議員をやめよ」などとコールしました。
横野氏は、2013年11月に富山市の呉羽ハイツで市政報告会を開催。その際、茶菓子代、会場費、看板代で政活費を受給しましたが、開示された請求書には3万円のオードブルが26、ビール234本、酒の銚子320本など、政務活動費では支出が認められていないアルコール代の支出が含まれていたことが明らかになりました。横野氏は、政務活動費不正で書類送検され、議長を辞任した村上和久前議長の後任として、12日に就任。わずか9日間で不正が発覚し記者会見しました。横野氏は当初、自民党会派からの慰留を受け議長続投を表明していましたが、わずか5日後の26日には、「精神的に追いつめられて、議会運営は難しい」などとして、議長辞任を表明しました。一方で、先に辞任した村上氏と同様、議員辞職は否定しました。現職議長が2人続けて不正問題で辞任する異常事態です。
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政務活動費不正 市民の会、県平和センター怒りのスタンディング
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