第59回富山県母親大会は4日、富山市で開かれ、385人が参加、「生命を育て、生命を守ろう」と熱心な討論が行われました。
足立千恵子実行委員長が主催者を代表して「先の参院選では、市民と野党の共闘で自民・公明らの改憲勢力を3分2以下に追い込んだ。平和で明るい社会を子ども達に手渡し自らも生き生きと輝くためにがんばりましょう」と挨拶しました。
料理研究家の枝元なほみさんが「食べることは生きること~食を通して考える安全・安心・平和なくらし~」 と題して記念講演。枝元さんは料理研究家としての活動を通して、食べることは生きること。食の活動、台所が社会や政治とつながっていることをわかりやすく情感込めて訴えました。とりわけ食の活動を通じて見えてくる格差と貧困の広がりや種子法の改悪、遺伝子組み換え食品の危険性、除草剤を使っても枯れない大豆、殺虫能力をもつトウモロコシなどいま食の安全が脅かされている実態をリアルに語り、「今私たちがしっかり考えないと子ども達にちゃんとしたものを残せない」と警告しました。
記念講演に先立ち、午前中は脱原発と再生可能エネルギー、核兵器廃絶、介護など老後の生活、食の安全、男女共同参画、子育てなど7つの分科会に分かれてそれぞれのテーマで討論しました。
最後に「市民と野党の共同をさらに大きく広げ、憲法を守り生かそう」などの母親大会アピールを参加者全員で採択しました。