富山県保険医協会は6日、富山市内で、作家の室井佑月さんを招いて、市民公開講演会を開催しました。約50人が参加。室井さんは「子どもたちの将来のために、いま、できること」と題して、自らの子育て体験も織り交ぜながら、子どもを育て生きていくうえでのヒントを語りました。
最初に川瀬紀夫県保険医協会会長が「保険医協会は富山県内の医師と歯科医師1200人が参加する団体。医療や社会保障の前進のために奮闘している」とあいさつ。
室井さんは子育てについて、いろいろな家庭があることも学んでほしいと、子どもを公立小学校に入学。中学校は寮のある地方の学校で、規則正しい生活や他者との交わりのなかで自分を学び、自分の居場所を見つけてほしかったと子育ての苦闘やモットーを紹介しました。また「生きていくうえで子どもは親の顔色をうかがって生きるので、親はあまりぶれない方がいい」「生きるうえで大事なモットーとして弱いものいじめをするなと言うことを子どもに伝えたい」など子育ての中で感じたことを語りました。参加者の質問に答えるなかでは、消費税増税についてもふれ、「トランプ言いなりに兵器やトウモロコシを爆買いする税金の使い方が間違っている。この声を届けねばと先日デモに参加した」と話しました。