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教育環境、具体的な前進を ゆきとどいた教育求める署名提出

カテゴリー: お知らせ, 県内団体の催し

 ゆきとどいた教育をすすめる富山の会( 齊藤克義代表)は11月27日、中川忠昭富山県議会議長に対して、35人以下学級の実現などを求める「子どもの貧困と格差をなくし、ゆきとどいた教育を求めるための請願」署名を提出しました。今年提出した署名数は1万1120人分。

 同署名は今年で31年目。提出には、齊藤代表をはじめ、同会に参加する各団体の代表ら6人が参加して、教育現場の実態や保護者などの思いを訴えました。日本共産党のひづめ弘子、津本ふみお両県議も同席しました。

 富山市内の小学校教諭は、「5年生から40人学級になって、教室が狭くなり先生も一人ひとりに寄り添う余裕が減る。精神面でも肉体面でも不調を訴える子どもが出ている」と強調。新日本婦人の会の代表は、「子どもが楽しかったと言える学校生活を支えるためにも、先生が1人ひとりの子どもを見られる教育現場に」と要望を伝えました。

 富山高教組の中山洋一執行委員長は、31年間の取り組みで実現してきたこともある一方で、教職員の増員など、予算をともなうような具体的なとりくみが前進していないと指摘。ぜひ具体的な変化を作ってほしいと訴えました。

 ひづめ県議は、4年前の県議会教育警務委員会で全会一致で請願が採択されたことで、4年生までの35人以下学級が実現したと強調。「議会が一致して迫れば、知事の姿勢を変えることができる」と、県議会としての努力を求めました。

 中川議長は、人口減少が進む中で子どもの教育は重要な問題だと回答。学校で健全に育つ環境を整えることが重要だと述べ、教員の多忙解消などに努力することが必要だと述べました。

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