「第37回富山県高校生平和作品展」が8、9日の両日、富山市の富山県民会館美術館で開かれました。
作品展は次代を担う高校生の平和や環境、社会問題などへの考えや思いを、作品を通して広く県民に発信し、県民とともに考えようと富山県高等学校教職員組合が1981年から開催。今年で37回目を数えます。今年は、造形と読書感想文の2部門に、16の高校から145点の作品が出展しました。9日には表彰式も行われました。
今年は開場の一角に、広島の高校生が描いた、原爆による被爆直後の作品も展示されました。
高校生の作品と添えられたメッセージが展示され、訪れた人は熱心にそれぞれの作品に見入っていました。
高教組の平和作品展担当者の小林裕明副委員長は「作品を見れば戦争防止・平和の希求、環境問題、地球温暖化などに対する関心が高まっている。作品を作るなかでこれらの問題を考えることは貴重だ」と話していました。