富山県労連と春闘連絡会、国民大運動県実行委員会は2月21日、富山市で「2020春闘・春の取り組み富山地域総行動富山地区集会」を行いました。集会には各労組、民主団体などから50人が参加し、労働者・県民の連帯で大幅賃上げ・格差是正や社会保障の充実、消費税減税、9条改憲ノーなどのたたかいを広げることを確認しました。
中山洋一県労連議長が「今日早朝90人が参加して26の駅、28カ所でいっせい宣伝を行った。社会保障の切り捨てを許さず、安心できる社会をめざそう」とあいさつ。
長友薫輝三重短期大学教授が「私たちが社会保障をデザインしよう―地域で安心して暮らしていく為に」と題して、社会保障・医療・貧困などの今と将来について講演しました。このなかで安倍政権が進めている「全世代型社会保障改革」の問題点を詳しく取り上げました。最大の特徴は、従来の「社会保障改革」に「雇用改革」を組み入れて一体化したところにあり、少子高齢化のなかで労働力不足対策として雇用改革を社会保障改悪のテコとして進めるものだと指摘しました。そして高齢になっても働き続けることを求め、それにあわせて年金・医療・介護・病気の予防や健康づくりに取り組ませ、社会保障を削減しようとしていると強調しました。
春闘地区集会は、2月26日に新川地区と砺波地区で、28日には高岡地区で行いました。