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県知事選挙で広がった共同 選挙や要求運動の力に

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日本共産党県常任委員 折田誠

 
 10月8日告示、25日投開票でたたかわれた富山県知事選挙では、川渕映子さんという最良の候補者を先頭に、「いのち支え合う県民の会」(略称「いのちの会」)をつくって奮闘。全県でも地域の範囲でも市民と野党の共同したたたかいが、進みました。

 立候補表明から告示までの間には、9月19日にサンフォルテで開いた「励ますつどい」(100名参加)、10月4日に県民会館大ホールで開いた「県民大集会」(500名参加)が行われました。いずれも選対のイベント班が中心になって企画・運営。内容についてはさまざまな意見もありましたが、共同で取り組み、県内の市民団体、政党関係、民主団体、そして団体に所属しない無党派の市民などが大勢集まりました。「励ますつどい」は、新型コロナ対策で人数を抑える予定でしたが、何回もイスを補充する盛況ぶり。小・中規模の「つどい」も、選挙前には高岡市、滑川市、上市町など8会場で共同して開かれました。

 選挙本番に入ってからは、富山など3会場での決起集会なども含めて39会場で個人演説会を開催。本番前から数えると、延べ2500人の人が川渕さんの演説を聞いたことになります。事前と本番を合わせて、川渕さんは300回以上のポイントでいのちの会のメンバーと一緒に街頭演説しました。

 ほとんどの「つどい」「演説会」は、企画や運営も相談して開催。紙芝居や弾き語り、合唱、プロジェクターを使った企画など工夫して行われた会場もあります。ある党員は、「共産党だけでは、こんなに集まらなかった。共同の力を感じる」と感想を述べています。

 社会民主党、れいわ新選組、そして無党派の人も、各地で温度差はありますが、「今後もいろいろなたたかいに共産党の人と一緒に取り組みたい」と感想を述べています。

 共同のたたかいは多少の違いをのりこえ、リスペクトの精神、信頼関係が大切です。喧々諤々の議論は選対メンバーの中でもありましたが、「3つのすぐやること」「7つのめざす社会」の政策では一致した仲間が川渕さんのもとに集まりました。この経験は、今後の国政選挙や地方選挙、要求闘争でも必ず生きると思います。

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