2月定例富山県議会の本会議が8日開かれ、日本共産党のひづめ弘子県議が一般質問を行いました。ひづめ県議は、新年度国が35人学級を拡大し、県が小学校3、4年生にまで35人学級を広げることを歓迎。県単独予算で学級増加分以上の教員を確保するよう求めました。
高校再編に伴い新年度3年生だけが残る4つの県立高校に、最低3人以上の教員定数を増員配置することを要望。伍島教育長は「3人以上の配置となるよう努めたい」と答えました。
行政の「デジタル化」についてひづめ県議は、違反者の厳罰化など個人保護法や県条例の強化、ICTに慣れない県民への配慮、IT企業との癒着排除などが必要と指摘。NTTドコモ職員を、在籍のまま課長に登用することを批判しました。
観光振興については、県が「立山黒部世界ブランド化」のなかで検討してきた項目のうち、冬季営業の検討や、新たなロープウェイ建設着手、高級ホテル誘致などが強行できなくなったことを歓迎。立山駅から美女平間のロープウェイ建設も、民間業者に結論を押し付けず、自主的な計画の検討、策定を支援すべきと強調しました。
新田知事も「ロープウェイ建設は当分難しいと聞いている」「業者の計画策定を支援したい」と答えました。
ひづめ県議は、豪雪対策、困窮学生支援、生活保護、雇用調整助成金なども取り上げました。