11日告示(18日投票)の富山市議選(定数38)で日本共産党の、赤星ゆかり(56)=現=、小西なおき(76)=現=、吉田おさむ(70)=元=の3氏が現有2議席から3議席を目指し、第一声をあげました。「党を3議席に伸ばして市に本気のコロナ対策を取らせよう」「不正を一掃し、市民に開かれた議会にしよう」と訴えました。
3候補は感染拡大の「第4波」への不安が広がる中、市独自のPCR検査拡充や医療機関・介護施設への財政支援、休業補償が必要だと述べ、コロナから市民の命と暮らしを守る決意を表明しました。
自公主導の市政は、「コンパクトシティ」を掲げ、中心市街地ばかりに莫大な税金を投入してきたと批判。中心部ばかりに税金を使う市政から、暮らしと地域を応援する市政へ転換し、介護保険料や国保料の負担軽減、学校給食費の無償化、公共交通の拡充を実現させようと訴えました。
政務活動費不正問題では、反省もなく有罪判決を受けた議員の立候補も予定されているとして、「金まみれ、ウソまみれの政治をやめさせよう。そのために一番効く富山の薬は日本共産党です。3議席へ躍進させてください」と呼びかけました。
応援に駆け付けた井上哲士参院議員は、高齢者の医療費倍化や病床削減などコロナ危機に逆行する菅政権を批判。「総選挙で菅政権を倒し、政権交代、新しい政治の流れをつくるためにも、何よりもこの富山で命と暮らしを守り、政治への信頼を取り戻す流れをつくるためにも、なんとしても党を3議席に押し上げてください」と訴えました。