核兵器禁止条約が発効して1周年を迎えた1月22日を中心に、富山県内各地で、日本政府に条約への参加を求めるスタンディングや宣伝署名活動が行われました。
富山市の富山駅前広場では22日、原水爆禁止富山県協議会と同富山市協議会、富山県被爆者協議会、非核の政府を求める富山の会、核兵器廃絶を求める富山医師・医学者の会、朝日町9条の会のメンバーら約30人が参加。リレートークをしながら、ビラが入ったテッシュを配り署名を呼びかけました。
「日本政府は核兵器禁止条約にいますぐ参加を あなたの署名がつくる核兵器のない世界を」と書いた横断幕やのぼり旗、プラカードを掲げて道行く人にアピールしながら各団体代表らが次々とスピーチ。「核兵器禁止条約が発効して1年。条約を批准した国は59カ国となり、3月の締約国会議にはNATO加盟国のノルウェー、ドイツがオブザーバー参加を表明している。核兵器は人類と共存できないという認識が世界に広がっている」「広島出身の岸田首相は、被爆者の願いに背を向け、禁止条約参加を拒んでいる」と話し、日本政府が禁止条約に参加するよう訴えました。
県被爆者協議会の小島貴雄会長は、「被爆者は命をけずりながら、核兵器のない世界を生きているうちに見とどけたいと切実に思っている。核兵器も戦争もない世界を実現するため声をあげていこう」と訴えました。日本共産党のひづめ弘子県議も参加し、訴えました。
21日には射水市で、22日には高岡市でもスタンディングが行われました。