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暮らし・福祉まもる県政へ党議席の役割に共感広がる

カテゴリー: 日本共産党の活動

津本氏、高瀬氏届かず 日本共産党再び1議席

 9日に投開票された統一地方選挙・富山県議会議員選挙で、日本共産党は富山第1区(定数11、立候補15)のひづめ弘子県議(67)=現・5期=の6期目の議席を死守。一方で、4年前に勝ち取った射水市区(定数3、立候補5)の津本ふみお議員(67)=現・1期=と、高岡市区(定数7、立候補10)の高瀬あつこ前高岡市議(60)=新=は議席に届かず、日本共産党は1議席になりました。

 物価高などから暮らし・福祉を守る、岸田政権による大軍拡・大増税をストップさせる、旧統一協会との癒着をはじめとした政治の歪みの監視役など、訴えた党議員団の実績と役割には、各地で共感が広がりました。

 一方で、党の自力が弱まるもとで、後援会員や支持者に協力を呼びかける取り組みに力を入れたものの、対話・支持拡大などの取り組みは全体として後退。最後まで取り組みの遅れを取り戻せませんでした。

 ひづめ氏の得票は、8987票(8・74%)。前回選挙よりも382票減らしたものの、得票率では8・40%から微増。22年の参院比例票の122・23%、21 年の衆院比例票の121・74 %となりました。

 9日の結果報告会でひづめ氏は、「暮らしを守る、統一協会との癒着、敵基地攻撃能力の保有などと正面からたたかった。取り組みの遅れなど厳しい情勢の中で、前回票を出していただいたことに感謝します。津本さんの再選がかなわなかったことは残念ですが、重大な情勢のもと身を引き締めてがんばります」とあいさつしました。

 次点となった津本氏は、前回から663票減の5313票(14・40%)で、22年参院選の290・32%、21年衆院選の225・41%。3議席独占に執念をもやす自民党が、公明党や維新の会も巻き込んで「津本落とし」を繰り広げました。旧統一協会は、射水市全域で反共謀略ビラを配布するなど、反共攻撃を繰り広げました。

 「もっと女性の声を政治に」と、女性後援会と一体にたたかった高瀬氏の得票は、4年前の石坂秀之氏の得票から270票減の2862票(4・3%)で、22年参院比例票の102・47%、21年衆院比例票の66・62%となりました。

 選挙結果を受けた党派別の議席数は、日本共産党が2↓1、自民党32↓33、公明党1↓1、立憲民主党3↓3、無所属0↓2。富山市第1区では、維新の会や参政党が新人候補者を立てましたが、いずれも議席は得られませんでした。

 

 

 

 

 

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