「市民が主人公の富山市政をつくる会(市民の会)」は4日、富山市で、市政を語るつどいを開きました。そめや明子富山市長候補=無所属新、日本共産党推薦=と赤星ゆかり富山市議が、富山市政の今と、目指すべき未来を語りました。
学校給食の民間委託について赤星氏は、「富山市の小学校の給食は、基本的に市の公務員だった。前市長時代に民間委託が導入され、多くの正規職員がパート労働者に置き換えられた結果、給食が焦げることなどがあった」と話し、「民間委託は人件費も安いし、利益は大きい会社に吸い取られる」と指摘しました。
富山市の「コンパクトシティ」政策について赤星氏は、「ある地域は、ハコモノ再開発で資材や人件費はどんどん上がり、総事業費は225億になった。他方で、そこで長年商売してきた方は皆転出だ。誰のための再開発なのか」と批判しました。
そめや氏は、「富山市は毎年大雪が続いている。除雪や上下水道の整備などの公共事業は、地元の業者の雇用の提供にもつながる。また、市の発注するお仕事の賃金を上げることで市内の賃金の底上げにもなる」と、大雪対策を通じた労働者・中小企業支援を訴えました。