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「反・貧困ネットワークとやま」設立

カテゴリー: 県内団体の催し

「反・貧困ネットワークとやま」設立全体会議が11月23日、富山市内で開かれ50人余が参加しました。

 開会あいさつした富山中央法律事務所の西山貞義弁護士は、軽自動車のなかで暮らし、1週間何も食べていなかった74歳の男性を救おうと病院や行政にかけあったが、十分な保護を受けられず男性が死亡した経験を紹介。このような人を二度と出さないために、反・貧困ネットで支援をすすめたいと訴えました。

「富山の医療と福祉と年金をよくする会」事務局長の吉田修氏が、12月8、9両日に「生活ホットライン」を開設することや就学援助制度を後退させない要請などの活動方針を提案しました。

 参加者からは、富山市が中核市で、富山県が全国で、生活保護受給率が最低であることや、申請を受け付けたがらない行政の実態などが出されました。

 生活保護を受給している高齢の女性は「生活保護費の削減に、これからも抗議の声を上げていきたい」と話していました。

 金沢大学名誉教授で生存権裁判を支援する全国連絡会会長の井上英夫氏が講演しました。

 設立全体会議は、代表世話人に西山貞義、松浦万里子の両氏、事務局長に吉田修氏などを選出しました。

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