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国土問題研究会 利賀ダム建設予定地エクスカーション

カテゴリー: 党・議員(団)ニュース

国土問題研究所 エクスカーション

 11月4日、国土問題研究会の専門家8名が利賀ダム建設予定地エクスカーションを行われました。利賀ダム本体建設の再検討を求める会からも、ひづめ弘子県議、なかしま満市議をふくめ6名が参加しました。

 国土研から参加されたのは、「利賀ダム計画の問題点に関する調査」で何回も調査や学習会に来ていただいた中川事務局長(河川計画)、紺谷事務局次長(地質)、新川運営委員(河川工学)。今回新たに、上野理事長(河川工学)、奥西副理事長・前理事長(地形土壌災害)のほか、河川工学・土木・公共事業論の専門家のみなさんでした。

 一行は高岡駅を出発し、利賀ダムサイト右岸展望台で全体の状況を把握しました。説明板にはダムの長さ(堤頂長)232m、高さ(堤高)112mとなっており、数字が新たに貼ってありました。中川氏がそれを見て「ダム軸がズレ長さが違ってきたのではないか」と指摘されました。H19年7月以前のパンフレットを調べたところ、堤頂長290m、堤高110mとなっていました。

 また、上野氏は「流水の正常な機能を維持するための容量」を6220千㎥としているのはあまりにも過大すぎると指摘されました。

 その後、利賀(下村)で地すべり対策のアンカー工、大豆谷地区で郵便局近くの地すべりの状況を視察し、雄神橋近くと戸出地内の霞堤を視察しました。

 視察後、高岡市内で学習会が開かれました。利賀ダム計画の問題点の調査に一貫して取り組まれた中川事務局長から、「利賀ダム計画の問題」について、「利賀ダムの治水効果を過大に装っていることの問題」、「利賀ダムが地すべり被害を拡大させる恐れが大きい」、「庄川の治水対策の提案」、「利賀ダムを中心とする庄川治水計画の問題」について報告がありました。

 その後、調査を終えての専門家のみなさんの利賀ダム建設に関する議論が交わされました。

(エクスカーションとは、研究者の集団によるフィールドワーク。野外調査)

「南砺しんぶん赤旗読者ニュースNo.141」2013年12月1日

※中島満市議のサイト(http://mituru.jcpweb.net/2013-1201-112301.html)より(→クリックすると開きます)

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