福島を忘れない! 3・9富山集会アピール
「3・11」東日本大震災から3年を迎えます。改めて、亡くなられた方々に哀悼の気持ちを表するとともに、被災住民の願いに応える復興が一日も早く実現することを求めます。
福島では、現在も約14万人が先の見えない避難を強いられ、とりわけ子どもたちへの悪影響が危惧されています。福島原発の過酷事故による放射能は、日本の豊かな自然を広範に汚染し、放射性物質の拡散、汚染水の流出は今なお深刻で、収束の見通しもありません。事故の原因は未だ解明されず、安全な処理ができない放射性廃棄物も大量に蓄積しており、もはや原発は人類と共存できません。
安倍政権は、原発に依存しない社会の実現を願う多数の世論を無視して、新エネルギー基本計画で、原発を「重要なベースロード電源」と位置付け、原子力規制委員会の新規制基準をクリアしたものから再稼働をすすめようとしています。またトルコやインド、ベトナムなどへの原発輸出もすすめようとしています。
志賀原発についても、専門家から地下の活断層や周辺断層との連動の危険が指摘されているにもかかわらず、北陸電力は「敷地内に活断層はない」とする報告書をまとめ、再稼働の方向を公然と表明しています。
ドイツやイタリアなど世界の多くの国が、原発から撤退し、再生可能エネルギーに大きく舵を切りました。いま日本で稼働する原発はゼロですが、エネルギー供給に大きな問題は生じていません。地震国日本は今こそ原発をこのまま廃炉にし、エネルギー政策を大きく転換することこそが求められています。
○志賀原発再稼働反対!
○なくそう原発!
○放射能から子どもたちを守ろう!
○再生可能エネルギーへの政策転換を!
○国と東京電力の責任で全面的な賠償を!
県民のみなさん!
安心して子どもを生み育て、安心して暮らし、安心して働ける、そして、子どもたちの未来が希望に満ちたものにするために、今、声をあげましょう! 広げましょう!
2014年3月9日 福島を忘れない! 3・9富山集会