3月27日、市防災会議が開かれ、市地域防災計画(一般災害編・地震災害編・資料編)について中央防災会議の最終報告も踏まえ、昨年6月の災害対策基本法改正や一昨年5月の気象業務法改正に伴う修正が確認されました。
また、「原子力災害編」の策定について、「国としての方向性が定まっていないなか、現段階で考えられるものを盛り込んだ」としたうえで示されました。
SPEEDIによるシミュレーションについて
2月25日の県防災会議原子力対策部会で、SPEEDIによる志賀原発事故シミュレーションが公表されました。2月26日付北日本新聞一面に掲載された図(左上図)では、屋内退避エリアになるのは高岡市の沿岸部だけのような感じでしたが、同部会の資料には高岡駅南の大部分にかかる(左図)ものもあり、私たちの砺波市(志賀原発との最短距離45㎞)も他人事ではありません。
資料には24例が示されましたが、放射性物質が放出される高さは地上100m(排気筒の高さ)という前提条件。「なぜ爆発しない前提なの?」という疑問も生じます(福島原発の爆発の黒煙は、排気筒の3~4倍に昇った)。高くなれば、拡散範囲はもっと広がります。そうしたことも考えなければなりません。
活断層否定できず-志賀原発は廃炉に!
今月24日、志賀原発の原子炉建屋直下の活断層の存在について、「可能性は否定できない」(原子力規制委員会専門家調査団)とされました。追加調査するといいますが、危ない原発は廃炉にするしかありません。
「となみ赤旗読者のひろば」第1235号 2014年3月30日(→こちらをクリックするとpdfファイルで紙面がご覧になれます)