原水爆禁止富山県協議会は8月1日夕、富山市内で「核兵器も戦争もない世界を!」富山大空襲死没者追悼8・1市民平和行進を実施しました。今年から富山大空襲を語り継ぐ会が共催。30人余の参加者は、小菊を手に富山市役所前から大空襲当時市民の多くが逃げ込んだ神通川まで行進し、献花しました。
富山大空襲は、1945年8月2日未明、米軍のB29爆撃機の大編隊によって行われました。焼夷弾や小型爆弾の投下で市街地の99.5%を焼失し、3,000人が犠牲になるという、地方都市では最大規模の被害を出しています。
神通川の河原で開かれた集会では、富山大空襲を語り継ぐ会の田中悌夫代表幹事と富山県宗教者平和協議会代表の阿部行道氏があいさつ。
田中さんは、「安倍政権が集団的自衛権行使容認の閣議決定をしたことで、関連法案が通れば自衛隊が武力行使できることになる。いまこそ、思いを新たにして平和のために行動していきたい」と語りました。
初めて参加した渋谷萌さん(25)は、「集団的自衛権行使容認の閣議決定がされた後の今回の平和行進は、その意味を増していると思う。平和憲法を守り続けるために、毎年行進していきたい」と話していました。
日本共産党の ひづめ弘子県議、中山雅之富山市議が参加しました。