子ども・子育て支援新制度-「制度が複雑でよくわからない」「行政に質問しても答えてもらえない」「いまのままいきたいが国の補助は保障されるのか」など多くの不安の声が!
安倍政権は、就学前の子どもの教育・保育のあり方を大きく変える「子ども・子育て支援新制度」の本格的実施を来年4月に強行しようとしています。この1年、内閣府の「子ども・子育て会議」で制度や事業の内容、基準などの検討作業が進められてきました。会議では「現行基準より下回るのでは」の疑念が相次ぎました。
今回の「新制度」は、これまでの幼稚園と保育園に加え、新たな「認定こども園」制度や地域型保育事業をはじめるというものです。
全国各地で「制度が複雑でよくわからないのに、選択が迫られて不安だ」「行政に質問しても答えてもらえない」など、関係者のあいだで将来への深刻な不安が生まれています。
仙台市議会では6月定例議会で、新制度に関する厚生労働省令に誤りがあったことが日本共産党市議団の指摘で判明し、市が提案した条例案が撤回されるという事態がうまれており、自治体運営に支障が生まれています。
このような事態をふまえて、7月31日、日本共産党高岡市委員会は高橋市長に「子ども・子育て支援新制度についての要望書」を提出しました。要望内容は、行政運営に支障が出ないように、厚労省に対して責任ある説明を求めること、現行の保育基準を後退させない基準を作ること、新制度では、給食費を保育料と切り離して保護者負担にする動きがあることから、新制度でも給食は保育の一環としてとらえ、新たな負担とすべきでないこと、保護者に対して「説明会」を開催し、保護者の不安に応えることなどです。
要望書を提出した金平直巳市議と高瀬あつこ党女性部長に対して市当局は「従来の保育内容を維持できるように努力したい」と答え、「説明会の開催」については開催したいとの回答はありましたが、時期は明示されませんでした。
高岡市議の酒気帯び運転容疑による逮捕・議員辞職-飲酒運転根絶のための施策審議の常任委員会の早期開催を!《金平市議が永森民生病院常任委員会委員長に開催申し入れ》
道交法違反(酒気帯び運転)の容疑によって安カ川氏(7月28日に議員辞職が許可)が現行犯逮捕され議員辞職した問題で8月1日、金平市議は「飲酒運転根絶のための総合的施策を審査する常任委員会開催」の申し入れを永森民生病院常任委員長に対して行いました。
申し入れ内容は ①「交通安全対策」について、調査・研究する民生病院常任委員会の委員から道交法違反の容疑で逮捕者を生んだことは重大。早急に常任委員会を開催すること。②「飲酒運転根絶条例」等の調査・研究を行い、飲酒運転根絶のための具体的施策を研究すること。③福岡県筑紫野市議会は、「飲酒運転撲滅を宣言する決議」を採択して、議会としての決意を表明している。高岡市議会も「決議」を採択するなど、具体的な姿勢を表明すること。④富山県や県公安委員会、警察との連携を強化すること。(県条例制定の要請など)
「日本共産党高岡市議会ニュース」第632号 2014年8月7日