「憲法をくらしにいかしみんなが輝く社会 平和な日本」を掲げて、第28回日本高齢者大会が9月12日、富山市内で始まりました。
40の学習講座や分科会などが開かれ、全国から約2,500人が参加。「まちから村からの連帯でひとりぼっちの高齢者をなくそう」と話し合い、安倍政権がすすめる「戦争する国づくり」や社会保障の解体攻撃に対し、平和・福祉・人権を守る運動を広げようと議論を交わしました。
学習講座「辺野古の海にも陸にも基地はいらない」の講師をつとめた伊波洋一・元沖縄県宜野湾市長は、米軍普天間基地の閉鎖・撤去などを求めて41市町村長・議会議長らが署名した「建白書」について「沖縄の願いだ」と指摘。「県知事選で翁長雄志さんを勝利させ、県民の気持ちを表そう」と訴えました。
長野県松川村の村重光昭さん(75)は東京大空襲の火の海を逃げました。「安倍首相が集団的自衛権行使をきれいごとのようにいうのは冗談じゃない。戦争はとことん悲惨です。大会で元気をもらい、地域に持ち帰る」と語りました。
大阪府豊中市の中島信明さん(65)は「退職した職場では今、半数が非正規雇用労働者です。若い世代の将来を守る立場から高齢者運動を考えたい」と話しました。